2009年度、無事に4期目を迎えました。昨年後半からの100年に1度の危機を迎えて、当社にとっても試練の2009年度となりました。

さて、4期目ということで、設立当社に立てた中期計画を振り返り、新たに、2009年度~11年度を対象とした第二次中期計画を作成致しました。

第二次中期計画も第一次同様「企業基盤の構築」と位置付けたいと思います。まだまだ十分には、土台が出来上がっていないと思いますので、今一度、その土台造りを行いたいと思います。

まずは、社員30名を目標にしましょう。

第一歩として、2010年4月には、新卒を3名採用しましょう。2008年入社の先輩社員については、指導員をお願いしたいと考えています。社内の事務処理や現場の作業だけではなく、人生の先輩としてもアドバイスできるような、親代わりを目指してほしいと願っています。

キャリア採用も、25歳~29歳の技術者を中心に、2009年からの3年間で13名の採用を考えています。

社員30名に相当した売上目標を2億円に設定します。

経常利益については、キャリア採用や新卒の採用費や教育費などを考えると、残念ながら当面は、±0を目標にせざるを得ません。2011年度は、3年間の集大成として、プラスの利益計上できるように努めたいと考えます。

15名の新規採用を踏まえ、その受入れ体制を確立しなければなりません。そのために、1グループ約10名の3グループ体制を考えます。それぞれのグループで、特徴・持ち味・得意技を備え、お得意様の取引先を確保し、メンバの技術向上にも力を入れ、それぞれのグループで切磋琢磨していければ、良い事業結果に結びつくと考えます。

業務も多忙ですが、我々が売りとする技術を磨くことを怠らないように、普段から勉強を怠らないように努めてほしいと思います。そのために、月次の全体会議において、プロジェクト紹介や完了報告を行い、年に1回の業務発表会を開催しましょう。新人成果発表会も、新人の1年目だけに限らず、2年目でも3年目でも必要に応じて開催しましょう。会社は、技術向上の機会を用意することしかできませんが、みんなには、その機会を有意義に生かしてほしいと思います。

これまで述べてきたことを踏まえ、いろいろと考えますと、社内の組織を3チームに編成し、活動していきたいと考えます。チーム編成は、事業体制を考慮したグループ編成とは、別のものと考え、課のようなものをイメージします。

各チームにおいて、システム担当・教育係・行事委員・みなも担当などをそれぞれに選出し、社内活動に尽力していきましょう。

月次の全体会議も、各チームが持ち回りで担当し、内容を吟味し、遂行し、業務発表会などの発表者やテーマも、各チームでそれぞれ考え、遂行していくようにしましょう。

グループ内において、メンバそれぞれを1人前のSEとして、育んでいくことを期待しています。チーム内においても、メンバそれぞれを理解し、ケアし、社会人として導いていくことを期待しています。

みんながそれぞれに、トライアンフという会社に入社したことに、意義を見つけてほしいと願っています。学生から新卒として入社し、あるいは中途入社として、あるいはトライアンフ設立メンバとして入社しているわけで、そこに何か意義を見出して欲しいと願っています。

自分たちの世界なのですから、自分たちの力で、自分たちの理想とする世界を目指していきましょう。

株式会社トライアンフ 代表取締役栗原 建成